2008-03-04 Tue 11:24
「仏版ハリウッド」誕生へ=パリ郊外に2010年
3月4日配信 時事通信
【パリ3日時事】人気映画「ニキータ」「レオン」で知られるフランスのリュック・ベッソン監督(47)の提唱で、パリ郊外サンドニのセーヌ川沿いに2010年春、米ハリウッドをモデルにした「映画都市」が誕生する見通しになった。
このほど記者会見した同監督によると、1998年サッカー・ワールドカップ(W杯)の決勝戦が行われた競技場近くの火力発電所跡地6万5000平方メートルに、スタジオ9セットや事務所のほか、保育所やレストランを併設。映画学校を設ける構想もある。総工費は1億3000万ユーロ(約200億円)。
なんとリュック・ベッソン監督、今度は映画都市を創造ですか!
サンドニ競技場というと中心地から30分ほど車で離れた場所で、郊外という程ではなく利便性に優れた場所です。
日本でいう所のお台場にハリウッドを作っちゃえという発想でしょう。
しかし、スタジオ9セットというとそれ程大きな規模とはいえませんね。
ハリウッドと比べるなら、メジャーな映画会社の撮影所がまとまっているという印象ですから、今回のフランス版のハリウッドは、一つの映画会社の撮影所クラスの規模と考えて差し障りないでしょう。
またパリに観光名所が生まれましたね。
東京都も博打の様なカジノや五輪誘致に精を出すより、殺伐としたお台場あたりに、こういった経済的にも文化的にも効果的な施設を作ったほうがいいのではないでしょうか?
大型撮影スタジオ、周辺に近未来TOKYOを象徴するレジャーランド(今後の映画の中心となる最新式のリアル3D映像アミューズメント)やエコロジーと行動展示を基本理念とする大型水族館、全天候型世界植物園などを再構築することで、お台場の高級ホテル群のリゾート的価値も上手く利用出来ると思うのですが。
付近には、TDL、2つの大空港、東京駅が隣接し、国内のみならず、海外からの観光資源もかなり見込めるでしょうしね。
それこそ、都市博の比じゃない波及経済効果になるのではないでしょうか。
そして、それで得た財源で、高度経済成長期に埋め立ててしまった川などを、もう一度元の姿に戻し、ヒート・アイランド現象などの地球温暖化への取り組みを行い、都市再生プロジェクトを発動出来れば素晴らしいと思うのです。
美しい海や川を取り戻すために、大きな視点での都市計画を立案して頂きたいものですね。